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封印車両記録:BMW 523d》

「無音に沈むディーゼル」(属性:地 × 影 / 危険度:中〜高)

 

 1. この車が封印された最初の理由

 

523d はディーゼル特有の“重く力強い音”が特徴である。
しかし、この個体は異常だった。

榛名倶楽部でエンジンをかけると、音が消えた。

完全な無音ではない。
“吸われるような消え方”だった。

通常の整備では説明できないため、音響解析を実施したところ――

 

2. 科学的に検出された“無音焦点”

車内の空気振動を計測したところ通常ありえない現象が起きていた。

  • 運転席→音が弱い

  • 助手席→音が乱れる

  • 後部座席→音が完全に消える

音響学の専門家が放った言葉が「これは音が消えているのではなく、 “どこかへ送られている”。」

これは物理学でいうエネルギー散逸構造(Dissipative Structure)の異常例に該当する可能性がある。

つまり、“この車の内部だけ、別の空間へ音が流れ込んでいる”という状態。

実在科学における“局所的位相歪み”と非常に近い異常。

 

 3. 523d に関する不気味なエピソード

試乗テストをしたスタッフは皆こう言う。

「静かすぎて、後ろに“誰か”がいる気がした。」

さらに――夜の榛名の坂道で停車中、後部座席に“圧”のようなものが入り込んだ。

助手席側だけ温度が2.1度下がる現象も何度も起きた。

これは、地磁氣の影響を受けた“陰圧空間”が生じていると考えられる。

 

4. 523d が人に渡せない理由

この個体は “静寂” を超え、“現実の層が薄くなる危険” を持っている。

  • 音が消える

  • 時間感覚が歪む

  • 気配が濃くなる

  • 他者の影が入りやすい

これらはすべて“異界の風穴現象”に近い。

523d に乗った人間は、精神が安定していても“心の奥の暗い部分に引きずられる”可能性が高い。

異界之入口研究所としては以下を判断基準とした。

 

音が消える車は、人の心音と混線する危険がある。

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封印札:BMW 523d》

― 無音侵蝕車 封静札 ―

【封音之札】

此ノ車、音ノ道理ヲ離レ、 内部ニ“無音ノ空洞(うつろ)”ヲ形成ス。

踏ミ入ル者、 気配ノ圧ニ触レ、 心音ト外界ノ境界ヲ失ウ。

榛名ノ風穴ト共鳴シ、音・時・影ノ三位ガ乱ル。

此レ、静寂侵蝕ノ兆ナリ。

—— 扉ヲ開ク勿レ —— 座席ニ触ル勿レ —— 無音ニ耳ヲ澄マス勿レ 異界之入口研究所 封術第十九号の規定ニヨリ “恒久封静”ト定ム。

封印札の意図

  • 音の異常吸収(無音焦点)

  • 時感覚の歪み

  • 影の侵入危険

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